●ヴィンテージ陶器のお取り扱いにつきまして 2012年10月




ずっとご利用くださっている方は気づいていらっしゃるとおもいますが
当店では現在陶器のお取り扱いを殆どいたしておりません。

私がまだベルリンメインで買い付けしていた頃、パケットに「陶器」と書いて自宅に送りました。
税関から電話があり用途を聞かれたので販売用と答えました。
すると飲食用に使うには陶器の成分検査が必要ですが、検査は受けてますか?と。
「え??」って事で調べると、アンティークであれ、輸入品でもそうでなくてもなんであれ、日本国内で陶器を販売する際には「食品衛生法」に基づき、特定の検査機関において陶器の成分検査が必要になると言う事が分かりました。

ポーランド陶器を専門に取り扱ってらっしゃる「ツェラミカ」さんに伺うと、形が同じでも、色彩、模様が違うとそれぞれで検査が必要になり、大変なんですよーと。
そうか、それは大変だ。と言う事で、私はそれ以来よっぽどの事でない限りは陶器を仕入れてはおりません。
ヴィンテージは一点モノなので、成分検査でダメには出来ないからです。
実際は薬品につけるだけらしいので洗い流せばいいかもですが、
それでコーヒー飲んでください!とお勧めできないし、また検査自体に万単位のお金がかかるのでヴィンテージの一つ一つにというのが不可能です

陶器は蚤の市アイテムでも定番というか売れ筋商品は自明の事で、取り扱いを辞めてからお客さまが半分ほどに減りました。
ただ、オーナメント(美術品)としてなら検査はいらないと言う事でしたので幾つかだけ気に入った柄があれば仕入れるようにしています。
確かにヴィンテージ北欧陶器をお取り扱いされている有名なお店のかたも「オーナメント」として販売してますと明記してありました。
プラネットをオープンする際に実はやりたかったことの一つに、ミトローパのカップでコーヒーをだせばどんなにオスタルギーか!と言うのがございました。
ミトローパのデザインというのはほぼ同じデザインのものでいつでも同じ物を手に入れやすいのです。
それで保健所に検査は一個限りでよいか、状況を説明して検査次第でヴィンテージでも飲食用としてだしていいか、電話して聞いてみました。
しかし複雑な?事例だったのか返事が待てどもきませんでした。
そう言うわけで本日に至っています。
プラネットには食器棚に陶器を置いてますので、一旦説明の上でお買い上げ頂いているような状況です。

今、私は別の案件で幾つか素敵なモチーフの陶器をピックアップして写真を撮っています。
すごくカワイイものがあるので、撮り終わったらやっぱり販売したい。
その前にこの私が何年もモヤモヤと引きずっているものをとりあえずご説明しておこうとおもいました。


いつでも誠実であれ、というのがモットーなので一旦皆さまに事情を説明しておきますね。
ああ、それで取り扱いが減ったんだな〜と思って頂ければ嬉しいです。




                              店主 イスクラ