オスタルギーな世界へ

皆さまへお知らせです。

この度、東ドイツ時代の部屋をアレンジしたギャラリーをオープンする事に致しました。
当初よりお店を持つ事は自分のライフスタイルにマッチしていない事もあり
雑貨屋の実店舗を持つ事に関心がなかったのですが、
年始でのSUBARUさんでのイベントの中で、私の中ではことさら重要な意味を持つ「東ドイツ」という存在がなんの認識もされていないこと、
そしてこのヴィンテージ雑貨というものはきちんと伝える事がない限りは、タダの中古品である、悲しき付加価値のないガラクタである事を苦く感じることとなりました。
そして、私の中のこの東ドイツにたいする20年の思い(途中で友達に会うたびに、またドイツ?と言われ嫌な時期がありましたが、ドイツではなくてあくまで東ドイツです!!)がムクムクと溢れ出し、無性に東ドイツという空間を表現したくなりました。
そうです、ヒントはホセがくれたのです。
彼の悲しき東ドイツへのHeimweh(郷愁というかホームシックと言うべきか)あれはまさしく私の心。
日本におりながらソヴィエトに干渉されつつ東ドイツを求める彼の生活こそ、私が20年前から求めていたことであったのです。
イベントが契機となりましたが、知らずのうちに去年から始まっていたようです。
全ては必然。
これを書きながら気づきました。
そういうわけで事務所としてでも空間を確保できれば、と思いSUBARUさんのイベントが終わって2日後相場を調べに不動産やさんに行ってみました。
特に急がずじっくり物件を探そうと思っていたのですが、
そこで東を彷彿とさせるレトロな物件に出会ってしまったのです。
うっ、この間ミュンヘンで見た古い無機質な70年代の建物そっくり!
恐るべしフラッシュバック、2軒しか見てないくせに帰りにサイン。
予定よりもスペースが広いので、そこに東ドイツスタイルの居間を作って、小さくショップを併設する事にしました。
そういう形もあると自分でも納得。
しかもちょっとコーヒーをお出しする事も出来そうです。
ホセならぬ、私自身がそこに住んでいるというような感じで空間作りします。
部屋を作るにあたり、東ドイツの部屋作りの雑誌を何冊も読んでいますが、70年台が全盛だったその東ドイツの住居、なんとモダンなデザインであったことか。
そういうところからギャラリーの名前を、DDR RAUM(東ドイツ空間)「プラネット」にする事にしました。
ドイツ語で「惑星」という意味で、ミッドセンチュリーな意味合いを持っています。
週末だけの営業になりますが、どうぞダーチャに遊びに行くように来て頂ければ、と思います。
「プラネット」ではコアに東ドイツの日常品や書籍を置くつもりです。
イスクラでは主に一点ものを取り扱う形でこれまでと変わらぬ速度で更新しますが、「プラネット」はゆるーく東ドイツの「住」がテーマなので、忙しく商品を入れ替えることは今のところ予定しておりません。
そして、かわいいというお店ではなくて、どこか懐かしいというお店になるかと思います。
自分自身もプラネットという空間で息抜きする楽しみが持てそうな気がするのです。

3月からの入居で、オープンが3月19日の予定なので、凄い駆け足なのですが、大きな内装工事の必要もなくて、自分で全部出来そうなので、常に二人分くらいは動ける私、きっとやれそうな気がします!!



尼崎って中途半端でなかなかいらっしゃる方少ないのですが、
大阪梅田から電車で10分くらいで着きます!
これを機にディープな尼崎も宜しくおねがいします。

これからもっと忙しくなりますよーーー。